数日前に携帯電話の通信障害がおこり、大きな話題となりました。
携帯電話を持つことが当たり前になっていて、それがあることを前提に生活しているので、いざ使えない場面になると本当に困ります。
それだけ携帯電話が身近になってきたということなのかもしれません。
でも思い返してみたら、私の高校時代は携帯電話を持っている人はクラスに数名程度でした。携帯がなくても全然問題なく暮らしていたのです。
今となってはなかなか想像できないけれど、携帯のない日常はどんな感じだったのかお伝えきればと思います。
1990年代後半
私が高校生だった1990年代後半は、ちょうど小室ファミリーの歌がヒットしていた頃でした。
ティーン向けの雑誌にはアムラーたちが登場し、女子高生はルーズソックス派と紺のハイソックス派にわかれていました。
ポケベルから携帯電話にちょうど移行する人が出てきた頃で、それまでポケベルを使用していたクラスの数名程度は携帯電話を持ち始めた頃でした。
携帯を持たずに暮らしていたあの頃
携帯を持っていない人のほうが大半。それでもなんとかなっていました。
今思えば笑えるけれど、みんなそれなりに工夫していたのかもしれません。携帯のない生活の具体的なエピソードを紹介していきます。
学校には公衆電話
連絡用に公衆電話が置いてありました。
みんな財布にはテレフォンカードを常備。忘れ物などで家に連絡したいときは、テレカを持って公衆電話へ走ったものです。
自宅からの連絡は担任経由
今なら自宅からの連絡はメールなどで簡単にできます。けれども当時はそれもできず。何かあれば、学校へ連絡し本人につないでもらうしかありませんでした。
緊急時はもちろんですが、友人は「お弁当の魚が腐っているので食べないように」というお母さんからの連絡(ある意味緊急連絡?)を担任経由で受けていました。
付き合いはじめのカップルも連絡は家の固定電話
携帯がないので電話はもちろん固定電話を使用します。
だいたい電話をすると親がでるので、友人関係も覚えられてしまいます。
友人同士なら良いのですが、付き合いはじめの頃の恋人との電話は親に知られるのが恥ずかしく、事前に「〇〇時に電話して!」と伝え、受話器の前で電話がなるのをスタンバイしていました。
今となってはちょっとほほえましい光景です。
待ち合わせは友人宅
おそらく今携帯が使えなくなったときに一番困るのは待ち合わせです。
遅刻しそうになったとき、すぐに連絡すればいいし、待ち合わせ場所がわからなければ検索すればOKです。
当時はどうやってのりきっていたんだろうと考えてみたら、待ち合わせを友人宅にしていたのを思い出しました。
田舎の高校生だったので移動手段は主に自転車。自転車で友人の家まで行き、そこから目的地に移動していました。
まとめ
こうやって思いだしてみると、20年前のことなのに生活が大きく変わっているのがわかります。
良いか悪いかは別にして、親が子どもの交友関係を把握できた時代でした。
おそらくこの先20年後には技術がもっと発達して、今の生活を懐かしいと思う日がくるのかもしれません。
携帯のなかった高校時代。
受話器の前で、好きな人からの電話を待っていたあの時間はちょっぴり不便で、でもとても幸福な時間だったと今では思います。
では!