私について

楽しい?きつい?短期バイトの世界

短期バイトと聞いてどんなことを想像しますか?

体力を使いそう。

短期だから楽そう。

学生がメインでしょ。

当てはまるものもあるし、そうでないものもあります。

私は旅に出たいという理由から(実は飽きっぽいからというのが本当の理由ですが)学生時代は様々な短期バイトを経験してきました。

今回はこれまで経験してきた短期バイトの裏側を紹介します!

私が経験した短期バイト

マネキン

試食販売、通称マネキンと言われる仕事。

派遣会社に登録して、スーパーなどに派遣されます。扱う商品は様々。私はアルコール、グレープフルーツ、米などを販売してきました。

基本的には開店前にお店に入り、ブースのセッティングをして販売をし、夕方頃には帰れることが多いです。

派遣会社によっては自宅近くのスーパーを紹介してくれることもあり、そういった場合は直行直帰が可能なので楽です。

1日立ち仕事になること、また商品によっては段ボール箱をバックヤードから何度も運んだりしなくてはならないため、意外と体力がいります。

クリスマスのケーキ販売

クリスマス限定のケーキ販売です。

労働時間は長くなく、仕事内容もほとんどが予約したお客さんへケーキを渡す作業なのでそれほどきつくありません。

今はわかりませんが、昔はあまったホールケーキをもらえたりしました。

正月用餅の販売

ケーキが終わると、餅を売ってました。

家族経営の餅屋さんのアルバイトで、食事つきという学生にはとても魅力的な仕事でした。ただ朝から夜まででちょっときつかったです。

売り場に責任者はおらず、学生の最年長者が仕切ってやっていたのでサークル感覚で楽しかったです。

バレンタインチョコのラッピング

倉庫のようなところに召集され、1日バレンタインチョコのラッピングをするというお仕事。

折り紙が好きな人ならはまります。

もくもくと作業するというよりは、学生メインの仕事だったため、「難しいね」なんて言いながらみんなでラッピングをしていました。

受験生向け情報誌の配布

大学受験を経験した人なら見かけたことがあるのでは?

大学近くで受験生に情報誌を配布するバイトです。

短時間で終わり、拘束時間も短いので人気のバイトです。

ただし時期が時期なので、寒さとの戦いになります。

税務署

確定申告の時期になると人手が必要になるため、どこの税務署もバイトを募集します。

大学時代は毎年税務署でアルバイトをしていました。

基本的には申告書の仕分けなどが中心ですが、場合によっては申告会場にかりだされることもあります。

1日中、ハンコを押して終わる日もありました。

あまり頭を使わなくていいので、私は税務署バイトが好きでした。

某省庁

大学の学生課で見つけたアルバイト。

税務署のバイトと似たような仕事で、申請書類の整理などが中心です。

部下へのダメ出しが強烈なキャリアの方がいたりして、学生の自分は「キャリア官僚、コワイ」という印象だけが残りました。

音声サンプル提供

某研究所でのバイトです。

指定された文章を読むだけというなんとも素敵なお仕事。

読み上げた音声は研究のためのサンプルとして使用されるとのことでした。

このバイト、情報誌などには掲載されておらず、大学のサークル仲間からの紹介で知りました。演劇サークルに所属していたため、音声サンプル収集にはぴったりだったようです。

短期バイトはこんな人におすすめ

学生さんにはもちろんおすすめしたいです。

特に卒業間近で卒業旅行を控えている人は、旅行資金調達のために短期バイトをやってみるのもいいかもしれません。

そして学生さん以外でもおすすめしたい人がいます。

それはメンタルヘルスの不調などで会社をやめてしまった人です。

病気を理由に退職すると、その後の社会復帰はものすごくエネルギーを使います。生活リズムを整えることから始めて、仕事の感覚を取り戻すことが必要になってくるからです。

そんなときに短期バイトを利用してみてはどうでしょうか。

なかなか進まないリワーク支援の現状

職場によってはリワークプログラムなどといって、メンタルヘルス不調によって休職した人の職場復帰を支援する制度を利用している会社もあります。

しかし現状ではなかなか職場復帰は難しく、心の不調から休職し、そのまま退職する人は数多くいます。私もその1人でした。

まずは個人で動く必要があるときに、職場に戻ってもいいですし、仕事をやめてもいいと思います。

ただし仕事をやめた時に重要なのは、また何らかの仕事に就くのであればそれに備える必要があるということです。

まずは生活リズムを整えること。そして外で働く感覚を取り戻すこと。

リハビリのようなことを自分でやっていく必要があります。

そんなときに短期バイトを利用することで、比較的負荷の少ない仕事をしながら働く感覚を取り戻すことができますし、リハビリにもなります。

実際に私は仕事をやめてしばらく時間がたっていたため、短期バイトからスタートして徐々に感覚を取り戻し、その後は転職活動で内定をもらうことができました。

働きたいけれど自信がない。

そんなときに短期バイトはぴったりでした。

さいごに

短期バイトといっても本当にいろいろな仕事があります。

学生時代は、旅の合間に旅資金を貯めるのに短期バイトはなくてはならないものでした。

そして社会人になってからも社会復帰するために短期バイトを活用していました。

短期バイトを通じて、様々な働き方に触れることができ、少しだけ世界を広げることができました。世の中には本当にいろんな仕事がありますね。

短期バイト、実は奥が深いですよ。

では!